Some Days You Get the Bear

IT系エンジニアの、日々の気づきや考えたこと。

asana + Instagantt その2 ~Done していないタスクはどうするか~

Instagantt は、カンバンを「時間軸(の概念)で拡張してくれるツール」と感じている。
 
asana を使ってカンバンで見ていると、Doing で止まっていることは見えるけど、
「いつから止まっている」とか「いつまでにできる?」とか
「じゃあこのあとどうする?」とかは可視化できない。
カンバンが「存在」にクローズアップしたツールだから、それはしかたのないことだ。
 
Instagantt でタスクを見ていると、
Done できないタスクがどんどん置いてきぼりになって、いずれは赤い線で表示される。
と、「これ、どーしよー。このままじゃ、まずいじゃん。」って思えてくる。思うよね?
 
私の場合、
いったん今の状態で「チェック一発、Complete!」にしてしまう。
それでまずは、気持ちの上でスッキリ!する。
そして、止まっていた、まだできていない作業をさらにタスクとする。*1
「何ができてない?」「じゃあこれをいつ頃やろう」「いつまでに終えよう」
と、また Instagantt 上に再配置する。
これでいーじゃん、と思う。
 
「いま」がわかって、「この先どうしよう」が決められて、
「いつまでにどうなりそう」って言えれば、それでいいでしょ。
 
そうやってどんどん未来の展望を更新して使っていく。
Instagantt があることで、チケット管理が未来志向になっていく。
TiDD は「チケットを消化すること」に目が行きがちなので、
こうやってプロジェクトの行く末を考えようとする機会を持たせてもらえるのは
本来のプロジェクト運営*2の姿に気づかせてくれる、いい仕掛けになっていると思う。
 
ガントチャート」と思ってしまうと、あるいは「プロジェクト管理」と見てしまうと、

 「そんなにスケジュール、バンバン変えてたら、
 遅れがわからなくなる、何やってるかわからなくなる」

って言われちゃうと思う*3
スケジュール変更は上長承認がいるので難しい、なんて諸事情もあるかもしれない。

なのだけど、私は今のこの仕事を「アジャイル」だと思ってやっている。
期日までに動くソフトを届けるんだ、と思ってやっている。
終わりよければ全てよし、なのである。
やり方や、やってる内容や、リリースする機能は、なんとかお客さんと調整するよ。
だから、効率よく、止まらず、うまく進めよう。
迷ってたり、待ってたりしている時間はないのだ。
 
チームのみんなには、ちょっとせかせかしすぎててしんどいところもあると思う。
だから、時々はちゃんと早く帰って、週末はちゃんと休んで、また思い切り仕事をしてほしい。
そして全ての仕事がそんなふうに、思い切り仕事ができる環境であってほしいと思う。
それはとても難しいことで、(管理職の)仕事に対する意識はみんな違ってて、
きっとどうにもならないことなのだと、今は思ってしまうけど。

seichi23.hatenablog.com

*1:タスクはサブタスクのほうがいいかも。元のタスクとつながっていることがわかるので。その際は、元タスクもサブタスクにするほうが、Instagantt 上でバー表示されてわかりやすい。ま、少し手間だけど、親-サブタスク間も asana 上でD&Dで移動できるから。

*2:あえてプロジェクト管理とは言わない。いわゆる「線をなぞる」という管理ではないから。

*3:そんなときは Baseline でしょ。