Some Days You Get the Bear

IT系エンジニアの、日々の気づきや考えたこと。

ふりかえりのこと。#agileradio

今週のアジャイルラジオはふりかえりのこと。いいこと言ってたので、これは文字で残しておかねば。

  • ふりかえらないなら、くりかえさなくていいじゃない。
  • 「しっかり」とか「がんばる」はプロセスじゃない。
  • 「何をやめることができるか」を考えることが大事。
  • 共通の敵をつくるのは一つのやり方。団結力が上がる。
  • SMART criteria. ふりかえりのグランドルール。はじめにホワイトボードに書く。
    • Specific (具体的か)
    • Measurable (測定可能か)
    • Achievable (達成可能か)
    • Relevant (適切・妥当か)
    • Time-bound (期限があるか)
  • 最初からきびしいツッコミすると、意見が出なくなる。
  • Keep は Good でいいや。
  • 「改善」じゃなくて「最適化」。
  • ふりかえりを、改善するためにやる・学習するためにやる、は全面否定したい。チーム自身の改善・学習じゃなくて、チーム以外の組織にとっての改善・学習を指してしまう。
  • よい方向に向かうんだね、という前提でふりかえりをやってしまうと、それがプレッシャーになって、本来やってみたいことができなくなる。
  • 前の状態から変えることができるというのがふりかえりの醍醐味。何か変えたら何かが変わるというところ、そこを実験できるというのが効果。
  • 「もしかしたら」みたいなことをやっていくのが、アジャイルの中のふりかえりでは大事。
  • 失敗とか成功とかじゃなくて、「チャレンジする機会が増える」ということ。
  • 失敗したら、次のスプリントからやめればいいだけ。
  • オレしゃべりすぎた。

ソフトの開発というのは、本当に再現性が少ない仕事だと思う。
やってみなければわからないし、だから、うまくいかなければ変えてみる。

似たようなことでいつもつまずいているようにも思うけど、経路や状況がビミョーに違っていたりする。
知識や技術動向だって変わっている。
だから、そのときどきのチームで、最適なやり方を考えるほうが、よりよい方法が見つかったりするものだ。

スクラムやっているひとは、組織のことに目が向くようになる」というような話も出ていた。
評価や教育についても考えていくようになることも、その一つと思う。

『知恵と勇気』

日本の教育の原点・子育ての原点は、全て「失敗しない」「間違いを起こさない」教育です。結局は失敗しないように生きるということになるわけです。そしてそれが、イメージ空間を非常に小さくしているのです。失敗しないようにと育てられた人間は、失敗した時に決定的なダメージを受けます。失敗してもいいのです、転んでもいいのです。自らの力で起き上がれる知恵と勇気が必要です。社員教育も知恵と勇気のある社員を育てることです。

http://blog.livedoor.jp/wannmane/ より。