Some Days You Get the Bear

IT系エンジニアの、日々の気づきや考えたこと。

集中と協力

アジャイルラジオ
第76回「35歳定年説をどう考える?」

のおしまいのほうで、山根さんが、デマルコの『ゆとりの法則』にふれ、

「個人のフロー状態と、チームのフロー状態」 というようなことをお話しされていた。

偶然ではあるが、

創造性を上げるには「孤独」になれ : 地政学を英国で学んだ

というブログにも出会った。

『内向型人間の時代』の著者である、スーザン・ケインの記事の紹介だ。

他の人に邪魔される環境で働く人は、孤独に働く人々と比べて仕事で5割ほど間違いを犯しやすくなり、仕事を終えるのに2倍かかる

らしい。

その他、少し刺激的なことも書かれているが、ここでは割愛。


チームのフロー状態というのは考えたことがなかったが、
「SECIプロセス」というのはまさにそれであり、
チームは「場」であるし、協力は対話であり「表出化」のプロセスなのだ。
共有や協力の場は必要だ。


また、

アジャイルを導入する上で助けを求めるということ

の最後で、

忙しすぎるとか、“邪魔しないでくれオーラ”を出したりすることにないように気をつけていました。

とあるが、実際には上司やリーダーが仕事をしていると声をかけづらいもの。

こちらから「様子を伺う」「聞きに行く」姿勢は必要だと思っている。それが仕事だろ。


さて。

『リファクタリング・ウェットウェア』にも何か書いてあったと思い、探してみると、、、

「7章 集中のコントロール」のまとめとして、次のように書かれている。

焦点の定まった状態を維持するにはどうしたらいいでしょうか。
もっとも重要なのは自己認識-焦点の定まった状態を維持しようとする意識的な努力が必要だという点を肝に銘じておくことです。
人間に本来備わっている「デバイス」を見ると、デフォルトの設定はプログラミングや知的労働に理想的ではありません。

少なくとも次の3点だけは忘れずに実践してください。
1. Lモードのツブヤキを静める方法を習得する
2. 発展中の考えについて、意識的に取り組み、考えを追加していく。
3. コンテキストの切り替えがいかに高くつくものになり得るかを注意し、あらゆる形で切り替えを避ける。

山にこもって会得しろとでもいうことかなw