カンバン、チケット、ガントチャート
⬛カンバン
短い単位、例えばスプリント単位で、
カンバン上のタスク/カードを「こなしていく」感じ。
「さばいてく」「消してく」感じ。
カンバン上からカードを「なくすこと」がゴール。
これって短期向きだと思う。
⬛チケット
チケットって何?なのだけど。他の2つと区別したくって。
問題解決はチケットで。これも「こなしていく」感じ。
ゴールが決めにくい(チケットがどんどん追加されるから)ので
バーンアップでもりもり消化されてく、増えてくさまを見ていくのが、
気分いいと思う。
⬛ガントチャート
ゴールまでの道筋の見える化。
道のりの「険しい」感じがわかってしまうから、つらい。。。
進捗を見てても「遅れてる」もあれば「進んでる」もありで
素直によろこんでばかりいられない感じ。
いつ遅れるかわからん「あせる」感じ、常にあるよな。
さて、進捗管理において。
このプロジェクト、やれそうなの? 間に合いそうなの? を周りに説明するには、
まずは時間軸がとらえやすいガントチャートが伝えやすいだろう、と思う。
そこから、つまりガントチャートから 、
例えば1週間分だけタスクを切り出してきて、カンバンにする。
日々の作業は、カンバンからタスクを消していくことだ。
この2段階構成にすることで、
いや~な感じのガントチャートを
日々ToDoをつぶしていく作業に変換できる、と思った。
これはいいね!って思った。
いまAsanaを使いながらプロジェクトを進めている。
Asanaでは同じタスクをリストでもカンバンでも表示できるし、
Instaganttでガントチャートにもできる。
まずは、WBSをAsanaにリスト形式でガンガン打ち込んでいって、
これをInstaganttを使ってガントチャートにする。
これは見せる用*1。
1週間単位でタスクを抽出して、それらはカンバン形式で表示させる。
日々の進捗はカンバン上でDoneにさせていくだけだ。
うん、これはいい!
ときどき『カンバン仕事術』を読んでいる。
やりながらだと具体的にイメージできるので、書いてあることもスーッと入ってくる。
最初に読んだときはなんか全然しみ込んでこなかったのだけど、
今はよくわかるし、実際に気付きも多い。
というわけで、「見せ方に目的あり」なわけですね。
あぁ、こういうふうに使うものなんかもな、とちょっとした気づきなのだけど、
こういうのが「コツ」なのかもしれない。
ま、いい気づきだと思ったので書いておきました。
運用は始まったばかりなので、実際の使用感はまたの機会に書きます。
最後にところで。
やれそうなの?の合意形成のことについて、通常のアジャイルってこのへんどうしているの?
全体みたときのことって、いつまでにやれそう? どのくらいお金かかりそうって、どう話をしてるの?
アジャイルではリソースとスケジュールが固定化されるので機能だけを議論する。また今後の日程も決まっているから優先順位判断もしやすい。WFでありがちな要員調整や日程調整がなく、「使わないかもしれないけど分からないから作ることにする」も発生しない(うまく回れば)
— 鈴木雄介/Yusuke SUZUKI (@yusuke_arclamp) 2017年11月27日
arclamp.hatenablog.com
常に稼働可能≒いちおう完成品、ということで納得してもらうのだろうか?
あとから追加・変更ができることが大前提なのだろうか?
だとすると、組込み機器のようなのを請け負ってやるにはむずかしいなあ、きっと。
Sutherland: アジャイルを自称する人はたくさんいますが、スプリントの終了時、あるいはそれ以上の頻度で、出荷可能な機能のインクリメントの提供を実現できていません。これはスクラムガイドおよびアジャイルマニフェストの第2項に反しています。この検査(inspect)と適応(adapt)の欠如は、リスクの増加と遅延の拡大をもたらします – これを私はScrummerfallと呼んでいます。スクラムを自称してはいますが、ウォーターフォールのすべての症状が現れているのです。