Some Days You Get the Bear

IT系エンジニアの、日々の気づきや考えたこと。

チケット駆動はセメントだ!?

阪井さんが出られたアジャイルラジオを聴いた。

その中で阪井さんいわく「チケット駆動とはセメントのようなもの」だとおっしゃっていた。
こんな内容だった。

ピラミッド型をしたウォーターフォールのプロセスがある。
壊れかけたピラミッドをイメージして下さい。
壊れたところは取り除いて、使えるところだけ残して、
穴があったらそこはセメントで埋めてしまって石や鉄筋を入れて
それでしっかりしたプロジェクトにしよう、強固なプロセスにしよう。
チケット駆動とはそういうものだと思っている。

あれ? 思ってたイメージと違ってる。
もっとチケットが前面にあって、チケットの存在が全てを仕切っていて、
プロセス自体が「チケットに始まりチケットに終わる」というようなイメージで
私は捉えていた。あくまでイメージ、なのだけど。

そして、セメントのイメージを、もう少し具体的に補足して下さっていた。

トップダウンだったウォーターフォールボトムアップで直そうとすると、
いっぱい抜けがある。例えば、情報の共有化とか、残仮題の見える化とか。
その抜けを、チケット駆動を使うと、
いるとこだけを使ってうまくプロセスを補強できますよ。

ん? 実は、かんばんや朝会でやろうとしていることと同じこと?

確かに Redmine の使い方は、壁を使わない見える化なので、
言われてみればそうだな、とは思った。いまさらながらだけど。

Redmine の「いるとこだけを使って」」というふうには思ってなかったなぁ。

私が Redmine を少ししか使ったことがなくて、
小川さん、阪井さんの本も少ししか読んだことがない、
というところで、TiDD に対するイメージだけが先行して、理解にまで至っていなかったんだろうな
と思った次第。


それから、阪井さんがおっしゃっていた、

「イメージできないプロジェクトは失敗する」

というのも、うんうん、って思ったところ。


P.S.
阪井さんのブログに、ずばりでお書きのエントリがあったのでご紹介。
チケット駆動開発はセメント