Some Days You Get the Bear

IT系エンジニアの、日々の気づきや考えたこと。

USB HDD が認識されなくなってしまった

USB の外付けディスクが認識されなくなってしまった。
エクスプローラでドライブとしては表示されるものの、
「フォーマットしますか?」のダイアログが現れて、容量も内容も全く表示されない。

Win7 のコントロールパネル「ディスクの管理」で見ると、RAW パーティションになっていた。

ネットで調べると TestDisk が有用そうだ。
書いてある通りに「Analyse」→「Quick Search」とやったところ、パーティションは見えたので
同じく書いてあるように「Write」するも、全く復旧しない。

TestDisk の「List」機能や、他のファイル復旧ツールを使うと、ファイルは見えている。
ファイルは壊れていないと思って、何度も TestDisk をやってみるが、全く効き目なし...。


いろんなツールを試していたら、復旧できた!

おそらくは以下が効いたのだと思う。ご参考までに書いておく。

MiniTool Partition Wizard Home Edition を使用する。

①「Partition Recovery Wizard」を使って、パーティションを認識させる
f:id:seichi23:20130224012351p:plain

パーティションは探せたが、100% 使用済み、空き容量 0% として表示された。実際の使用量ではない...。


②復旧させたいパーティションを選択して、「Check File System」
「Check & fix detected errors.」を選択する。
f:id:seichi23:20130224012350p:plain

すると、CHKDSK が実行され、その様子がダイアログに表示される。
と、ボリュームビットマップエラーの修復が走った。
どうやらこれが原因だった模様。

あとでもう一度 CHKDSK したが、
ボリュームビットマップエラー含めて、エラーは何も検出されなくなった。

再度①を行なったところ、正しい使用量で認識されるようになった。
エクスプローラからもファイルが見えるようになっている。
めでたしめでたし、だ。


今回「データ復旧ツール」をいくつか試してみたが、
パーティションだけを復活させるというものは実はなさそう(唯一 TestDisk がその類い)で、
基本は、パーティションの設定変更であったり、削除済みファイルの復活のためのもののようである。
削除済みファイルの復活となると、復元先が必要である。
ツールを使ってみるために、コピー先のディスクなんて急に用意できないーっ、とあせったけど、
今回は助かった。


(追記)
CHKDSK だけなら、ツールをインストールしなくても、Windows でできる。
エクスプローラマイコンピュータ)で対象のドライブを右クリックし、プロパティを選択、
ツールのタブを開き、一番上の「エラーチェック」を実行する。
「チェックディスクのオプション」は2つとも選択すれば、上記の「fix detected errors」と同じだ。


結局この HDD は、これから1年と数ヶ月後に交換した。
読み込みが遅くなったり、書き込みエラーが起こったり。CHKDSK では不良セクタがバンバン出てた。
なんとかまだデータが読めているうちにと思って、新しい HDD と交換した。
いくつかのファイルは読めなくなってて、コピーできなかった。
調子がわるいなと思ったら、さっさと交換したほうがよいだろう。
また、ときどき CHKDSK をかけて、ようすをみたほうがいいだろう。