チームの成熟度とは ~チームは成熟するものなのか~
いつも読んでるあきぴーさんのブログより。
forza.cocolog-nifty.com
僕は、「私は経験上、チーム開発技術は品質向上に大きく寄与し、数あるソフトウェア工学技術の中でも優先的に取り組むべきものと考えております」という意見に、完全同意だ。
製造業の品質管理に影響を受けすぎている人達は、Excelドキュメントによる標準プロセスの構築ばかりに意識が行きたがる。
しかし、そのやり方が実際の案件で作業にブレーキを掛けたり、逆にシステムの品質を向上させない症状を生み出している現場を色々見てきた。
むしろ、チームによる開発を支援する共通基盤を準備した方が、開発スピードも早くなるし、品質向上にも役立つ結果になる。
うむ。
標準化作業は、SDCAの考え方。
つまり、誰もがいつ、どこでも同じ作業をやれるような仕組みを標準として定め、その標準に従って、DCAを回すべき、という発想。
この標準化の考え方は、工場のブルーカラー、外食チェーンや他店舗展開の小売業の作業者、コールセンターやサポートデスクのオペレータの管理には向く。
しかし、IT技術者のようなクリエイティブな人には向かない。
うむうむ。
たとえば、チームの成熟度が指示待ち人間のレベルである場合、Redmine導入と運用は、RedmineエバンジェリストやRedmine警察の役割の人達が、逐一メンバーにコマンドコントロールする必要がある。
つまり、PMOは指示型リーダーシップを発揮して、チームに相当介入せざるを得ない。
一方、チームの潜在能力は高く、Redmineのような新規ツールを欲しているならば、RedmineエバンジェリストやRedmine警察の役割の人達は、コーチングや運用支援のようなスタッフ的な立ち位置で支援すればいい。
つまり、PMOは、コーチングのような説得的リーダーシップ、参加的リーダーシップを発揮して、チームを支援すればいい。
最終的には、チームの成熟度が自律的になっていれば、PMOは委任的リーダーシップ、つまり、サーバントリーダーシップに似たリーダーシップを発揮して、チームにRedmine運用そのものを委任すればいい。
うーむ。。。
ツールがあるからと言って、チームがうまく機能するか、また成長・成熟するか、は、別のこと。
どうやって自律的なチームが育つのか?
能動的に考え動くことを、誰もが望んでやりたがるわけでないし、
そうすることを当たり前だと思うわけでもないし、
リーダーがやるものと考えるひともいるだろうし、
そこの意識付け・動機づけをどうするのか、どうやって向かわせるのか、
とてもむずかしいことだと思う。
全てのチームがそこに向かっていけるわけではないのかもしれない。。。
今のチームがこのまま続いていくのなら、
この先どうなっていくのか、また私がどう関わったのか
ときどき書いていこうと思う。
seichi23.hatenablog.comseichi23.hatenablog.com