Some Days You Get the Bear

IT系エンジニアの、日々の気づきや考えたこと。

「下っ端根性」を生み出すもの

アジャイルチームと人事評価ポリシーのことはよく言われているけど、
結局のところ、アジャイルでなくても同じことだ。

職能や給与でランク付けや技能の定義をしてしまうことで、
ひとの意識や動きをそのレベル以下に制限してしまう力が働く可能性はあるだろう。
「それは私の仕事ではない」「私はまだそんなことをする/できる立場にはない」「そんなに給料をもらっていない」
などとというふうに。

もちろん、みんな多少のそういう意識は持っていたりしても、
割り切ったり、気にしないようにしたり、あるいは
次のステップに向けてガンバロウと思っているものなのだ。

だが、長い間、状況が変わらなかったり、不当な評価を与えられていると感じているとすると、
その人の成長を止めてしまうのかもしれない。
「下っ端根性」とか「指示を出されないと動けない人」とか書いたけれど、
それらは、本人のマインドの問題だけでなく、
評価や給与や与えられた仕事が、影響しているものなのかもしれない、と考えてしまった。

さらには、客先常駐という形態も多い、我々のこの業界、
請負だ派遣だと契約形態も絡んで、作業と立場と待遇の関係はさらに複雑である。

余談ではあるが、自分の会社の製品の中身を、他社のエンジニアに任せてしまい、
自社の人間が何も理解できない状況を作っているメーカーさんは、なんてバカだなのだろうと思うのだけども、
そういう事情があるからこそ、我々のような独立系ソフトハウスが成り立っているわけでもある。

が、そういう中で作業している人たちが、仕事を楽しく感じているか、製品に愛着や誇りを持っているかは
ビミョーなのである。。。

さらに言えば、そんな環境の中で、チームとか仲間とかそういう意識を持てるようになるのか、
それぞれ個人によって捉え方が違っていたとしても、やむを得ないことかもしれない。

結局のところ、仕事をどう捉えているかは、「プロ意識」を持っているか、なのだろう。

それはあなたの仕事なのですよ、ということが伝わることは
実は大変なことなのだということを、いまさらながら感じている。

きっと言葉や理屈で説明するのではなく、違う何かで示さなければならないのだろう。
残念だが、まだ私はその答えにたどり着いていない。