Some Days You Get the Bear

IT系エンジニアの、日々の気づきや考えたこと。

「アジャイルのあるとき、ないとき」

『アジャイル開発とスクラム』を読みました。

スクラムのやり方自体は「知ってるつもり」だったので、第3部が読みたくて買ったのだけど、
なんとなんとなんと! 第1部も第2部もサイコーでした!

第1部はスクラムの紹介なのですが、
やはりよく知ってる方が書かれているので、すごくコンパクトで的確な言葉が使われており、
ホントに「これはバイブルだ!」と思いました。
アジャイルの情報といえば、今までは主に翻訳本に頼っていたわけだけど、
出典の真意を正しく誤解なく伝えるために、
読み手に伝わりやすい表現を使って書いて下さっているな、と思いました。

例えば、コラム「従来手法の何が問題なのか?」(P.54)なんかオススメです。

つか、どのコラムも「あ、この言葉!」という「ツボをついてくる」いい言葉が使われてて
ぐっとくるわけです。

それから第2部。事例です。
対談形式のインタビューが書いてあり、現場の人の声だから、
とにかく「熱い」です!、ホットです!、ワクワクしちゃいますっ!

あー、このワクワクがアジャイルなんだなー、と
この本読んでて思いました。わかりました。

去年のアジャイルジャパンでやった「アジャイルのあるとき、ないとき」、ですね。

そして、

あー、いまの私は「アジャイルのないとき」なんだ...、と気づきました。

途中から入ったプロジェクトだから、と遠慮せずに、
もっと声をかけないと。もっといっぱい言わないと。
もっとたくさん話しして、もっとシステムのことを、お互いのことを知らなければ。

なのでさっそく、まずは朝イチの声かけから。

「今どうなってる?」

....。

パンドラの箱をあけちゃったかも。