Some Days You Get the Bear

IT系エンジニアの、日々の気づきや考えたこと。

組込み開発は Rust に代わることができるのか?

今年こそ、別の言語を使えるようになろうと思う。

新しい言語の仕様にふれてみて、こりゃちょっとやそっとの違いじゃないな、と気づいて、
ちょっとプログラマとして、今の状態をヤバいな、と思っている。
 
C言語が書けると、他の言語を使ってみるときも、C言語の置き換えをしてみて
C言語と同じような書き方をして、それでうまく動いてしまったりするから、
「Cができれば、他の言語もなんとかなるだろう」て気になったりするのだけど、
単にCの書き方で真似ただけのものであって、新しい言語の持つ本当のところには
ふれることができていないのだ。
 
いつまでもC言語だけではすませられないだろう。たぶん。
 

では、『組込み開発は Rust に代わることができるのか?』というと、
個人的には、難しいんじゃないかと思っている。
今までみんなが C や ASM でやってきてて、それでどうにかなっているんだし、
新しい言語をおぼえること自体が大変でわざわざしたくないだろうし、
C++でさえそんなに普及してないのだし、ましてや Rust だし、
品質がどうとか、生産性がどうとか、そういうのは「個人の技量」程度にしか思われなくて、
まさか言語を変えることでそんなに差が出るもんでもないだろう、と思うだろうし*1*2
 
だから、CPUメーカが Rust のコンパイラを出してきて、
「こっちを使わないと性能出ないよ」ってくらいにならないと、
みんな(企業)を動かす動機にはならないんじゃないかな、と思う。
 
 
いまさらこんなことを思うのは、私自身の焦りなのだと思う。
同じようなことばかりやりすぎた、と思う。
エンジニアを長くやっていくんなら、いろいろできないと、
食っていくのもままならんだろうと思う。
取り残されないように。それだけは最悪だと思う。
 

おーっと、アドベントカレンダーがあったんだ。見とこー。
qiita.com
qiita.comqiita.comzenn.dev
 

2023/1/14 追記: Rust の今の立ち位置はこんなところか。
matsujirushi.hatenablog.jp
 
 

*1:実際、そういうものの定量的な調査というものはないんだろうか。

*2:書き方の違いで、コード量を比較するくらいならできそうかも。