UXとデザインと設計と
最近やることが少し多くて時間が足りない感じ。
読んでる時間が足りない。読んでることに集中できていない。
ポッドキャストが少しラク。
おもしろいしたのしいし。気になったときが集中しているときのようだ。
きっかけは UX MILK の勉強会に参加したこと。
Automagic に三瓶さん出演回があったので。
どの回でどの方のお話だったかはわかんないけど、
印象に残っていることを列挙。
- エンジニアとUXデザイナの状況は似ている
- デザイナもビジネスに向かわなければ
- デザインシステムとは
UXの世界では「デザイン」という言葉があるので、
「考える」「描く」という、アタマを使っている時間や工程が
明確に存在するイメージなのだけど、
プログラマにデザイナ(=設計者)のイメージは持ちにくい、と思う。
ビジネス指向 vs 職人気質みたいな話もあるけど、
プログラマのほうがより「(考えずに)つくってるだけ」というイメージになりがちで、
クリエイティブな要素が少ない職種と思われがち、と感じる。
設計というと、やっぱり図面や仕様書がついてくるイメージで、
そういう「書きもの」があって、
プログラマじゃない人が見てなんとなくわかるようなものがある、
というのが「設計やってる」と思われがち。そういう納品物も必要となってくる。
プログラムが書きものであり設計書である、っていうのは、当たっている一面もあるけれど、
仕組みをうまく表せない、という点においては、設計とは言えないのかも。
でもそれは、建物の三面図があっても、機能や強度は見えないよね、というのと
同じことなのかもしれない。
そして、仕組みの部分の設計が、思考が、
どうなされてて、どう残され伝えられ、どう形にされているのか、
そういうところに対して、ソフトウェアエンジニアには
「誰もが知ってるわかりやすい形」がまだない、と思う。
メーカの下請けで受託開発をやっていると、プロダクトオーナ的な意識も持ちにくい。
「こんな言われただけのものづくりって意味あるの?」
と、自身のしごとに疑問を持ってみたりもする。
開発の収支も、ただ単につくることに費やした時間のコストばかりを気にしてしまって、
何を得て、何を生んだのか、どう評価されているのか、といったあたりは、
踏み込めていないのが私の現状。
デザインシステムというのは、シロウトが説明してもアレなので
いろんなページの説明を読んでもらうとして。
ソフトの開発環境や開発手法って、ぜんぜんシステマティックになってないと思う。
変化が速いからこれって決まらない、というのはあるんだろうけど、
こと組込み業界においては「変わらない」ことが多いと感じる。
少しずつ?ではあるが、ビジュアライズされた設定ツールが出てきてて、
ややこしいPin設定の整合やクロック設定の整合をチェックする手間は省けてきてるけど、
自動のコード生成や付属のライブラリに対する不信感はまだあるし、
プログラミング自体は相変わらずの手作業だ。
CPUメーカさんが、ハードが売り物でソフトはおまけ、って思ってるからかな、
とか、サードパーティがツールつくるのも難しいだろうし、とか思ってみたり。
Node-RED のようなノンコード環境はこれから増えていくのかな?
我々の仕事のような、
「メカ制御+センサ計測、ときどきGUI」みたいな「ちょっとした装置」では
やっぱりまだまだフレームワーク化は難しく、
その都度そのCPUその基板に合わせて、イチからつくっていくことになるのかな?
UX JAM って、そのときは異業種交流のつもりで参加してみたのだけど、
今は、そんなふうに思う必要ないかもなー、って気持ちになっている。
きっと「何しゃべったらいいのかな~」って緊張しちゃうと思うけど、
また参加してみたいと思う。
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