Some Days You Get the Bear

IT系エンジニアの、日々の気づきや考えたこと。

ヒューマンエラーは、事故の原因として扱ってはならない

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忘れちゃいけないな、と思ったので、引用の引用。

安全工学界では「ヒューマンエラーは,事故の通過点に過ぎず,事故の原因として扱ってはならない」という見解が優位を占めつつある.いかに努力しても発生確率をゼロにはできないヒューマンエラーの責任を問うても確率が大して減るわけもなく無意味である.
ヒューマンエラーの発生確率を抑える責任の根本は,もっぱら工程の段取りや機械のデザインの方にある.

これ、システム業界にいると常識だよなあという感覚なんですが、どうも色々読んでいると、世間的にはそんなに常識でもないんですかね?

運用だの、人間のモラルだの、そんな適当なもので防止することは絶対に、絶対にできないのだ、と。
 
仕組みの瑕疵を運用で100%カバーすることは不可能であって、ヒューマンエラーをなくしたいならヒューマンが関わる部分を最小にしなくてはなりません。
  
つまり、仕組みの方できちんと対応しない限り、瑕疵はなくなりません。