停滞項目≠ボトルネック
『カンバン ソフトウェア開発の変革』、読みかけのまま放置してたことに気づき、さらっと読んだ。
で、またまた大事なことが書いてあったので、引用して残しておく。
停滞している項目はパイプを詰まらせ、フローを制限するが、(中略)ボトルネックではない。
容量制約の資源でもなく、空き待ちの資源でもないからである。
(中略)
停滞している作業項目をボトルネックとみなすのは危険である。それは、問題解決への対処が間違った方向へと向かってしまうからである
停滞している作業項目に対して組織に求められるのは、問題管理と解決の能力を用いて、できるだけ早くフローを回復することである。また同様に、根本原因の分析と解決の能力を用いて、再発を防ぐことも求められる。
TOC/CCPMでは、停滞項目は「インジケータ」なんだということ。
そこを手掛かりに、きっかけに、フローの改善を探っていく。だから悪者だと決めつけてはいけない。
と、そういうことで。