Some Days You Get the Bear

IT系エンジニアの、日々の気づきや考えたこと。

受託開発が単なるアウトソーシングなら

あたまの中でグルグル回ってるので、吐き出しておく。答えはない。

結局のところ、お客さんはラクをしたい。自分たちの代わりにやってほしい。
だから、私たちソフト屋に手をかけたくないし手をとられたくないし。
仕様も考えてほしいし、うまくいってなかったら、あとからでもなんとかしてほしいし。
おまけに安いに越したことはない、と思う。これ大事。

こんなわけで、お客さん側でRFPつくって、ちゃんと想いを伝えて、てなことはない。
「仕様を考える人がいないので考えてくれ」みたいになって、で、結局できた後になって
「こういう意図じゃなかったんだよね」みたいなことにもなる、こともある。

また、実際はお客さんもそんなにラクにはなっておらず、
こっちもわかんないことあればいろいろ問い合わせるので、
そこの時間(=コスト)はお互いバカにならないのだ。

そんなやり方の中、どう進めるのがお互いラクで、
その結果で安くなって、お互いハッピー、ってことにならないといけないわけで、
「こんなに手間かかるんで、しっかりお金くださいまし」ではお仕事もらえないのだ。

本来はしっかり設計して本当にアウトソーシングしたいのかもしれないけれど、忙しすぎてこんな感じなのだろう。
しかもシステムを小分けにしていろんな会社にお願いすることで、納期短縮やリスク回避を図ろうとされてるのだと思う。
その結果、ド短期プロジェクトが続くサバイバルモードとなるわけだ。

こうなると、お客さん先に常駐させてもらうほうが、お互いにとってよっぽどラクではあるのだけど、
それはそれでお互い都合がよくないことがあるわけで。

どうすればもっとうまくできるんだろう、もっとちゃんとできるんだろう、と思う。
見積工数もギリギリで、スケジュールはバッファとれず、利益も出せていないだけに、余計つらい。

以下、少しずれてるかもしれないけれど、気になったので貼っておく。
brevis.exblog.jp

ただの下請けではいけないのだが。