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Some Days You Get the Bear

IT系エンジニアの、日々の気づきや考えたこと。

プロセスの品質保証、プロセスによる品質保証

Facebookの投稿を見てて、いろいろ考えてしまった。

若い頃はプロセスに妄信的なところもあって
プロセスさえやっておけば、またやっておかねば、という想いが強かったが、

大きなSIerさんやメーカさん*1の仕事から抜けて、
小さなソフトハウスでの受託の仕事をやっていると、
そんな想いも消えてしまう。

レビューやってる余裕(=期間、予算)もないし、
短期、小規模で、
「ひとりプロジェクト」だったりすると、レビュー誰すんの?だし。
きっちりプロセスを要求してくるお客さんもなくなった。

見積の時点で「なんで設計やテストにそんなに時間がかかるの?」と言われるし、
それなのに「バグ無し≒当たり前品質」な風潮も感じる。
「品質はトレードオフ」だなんて、ソフト屋どうしの楽屋裏話でしかあり得ない(ToT)。

そして何よりも長いことソフトの仕事をやっていると、
プロセスを踏むことと品質とが必ずしも連動しないことは
何度も何度も経験するわけで、それ(品質)は、
時間とスキルと難易度とコミュニケーションの超高次方程式から導き出される
ほとんど偶然のようなもの、とさえ思われるのである。

プロセスで品質を担保、とは、組織で品質をカバー、ということだ。
会社として品質向上に努めてますよ、ということだ。
誰がやってても大丈夫ですよー、なのだ。
え?、ソフトってそういうもんだっけ?
昔は均質化を信じていたけど、誰かが誰かをカバーしながらでいいと思ってたけど、
現実はそんなに手間ひまかけてやってらんない。

だったら「できる人を集めて機能させること」が大事だ。
採用や教育はどうだ? 技術習得や自己研鑽はどうだ? チームはどうなのだ?
ひとが集まる、魅力ある会社なのか?
会社はそういうことが語られる場なのか...。


結局、品質には何が必要なのだろう。
そもそも、品質とはなんだろう。
そんなことを考え始めると、あぁ、止まらないスパイラル、なのである。
こういうことを考えるのは、ちょっとたのしいのだけどね。
たのしいのだけど、アタマの中の遊びだけで終わってはいけないのだ。

*1:尤も、メーカさんはいろいろですけど。