Some Days You Get the Bear

IT系エンジニアの、日々の気づきや考えたこと。

日本のソフトウェア開発力ってなんだろう

初音ミクは元祖って感じですが、日本が今どんな状態かわかってないので。
この記事のこの動画、すごいねー。
中国のITエンタメ力(りょく)、すごくない?
tamakino.hatenablog.com

そんでもって、この記事。
tamakino.hatenablog.com

情報システムや業務システムは、事業にとって非常に重要な作用をするが、委託開発をしたパーツを組み合わせる方式では、新たな事業を生むことや、事業の価値を増加させることはきわめて難しい。また、完全委託開発をする場合でも、業務について詳しくないSIerのエンジニアが開発をするため、業務にしっかりと適合するシステムを開発することが難しい。内製が主体の米国などでは、エンジニアが業務と近い場所で開発をするため、使いやすくイノベーションをも可能にするシステムが生まれてくる。

私もガッツリこの文化圏の中にいるもので、
実際に、受託と事業会社で開発するのでいったいどれだけ差があるのか、
正直ぜんぜんピンとこない。
 
だけど、なんらかで数値化すると、こんなにも↓差があるもんなんですね。
当事者としては、日本でソフトつくるのって、しあわせじゃないなって思ってしまうな。

日本、米国、中国、ドイツ、フランスのソフトウェアエンジニアの統計を見ると、この5カ国の中で、日本の国際競争力は最低であることがわかる。この5カ国で、同じ条件の開発を行なった場合、日本のエンジニアの単位時間あたりの賃金は最低で、なおかつ労働時間は最長になる。多くのテック企業で、労働環境と人材管理の問題を抱えており、それが国際競争力を失わせる原因になっている。

・日本の最大の問題はミスを許容できないこと。製造業の思想がそのままIT産業でも適用されている。IT産業は進化が早いので、ミスを許容してでも新しいテクノロジーに対応していかなければならない。日本は、意味なく、小さなミスを出さないようにするための努力をし、多くの時間と人材を浪費している。

「品質」をどう位置づけるか、定義するか、なんだろうけど、
受託開発ゆえに「ちゃんと動く」ってところが「最低ライン」にならざるを得ないところは、あるわなぁ。
受託開発ゆえに「ちょっとリスクを」とか、ムダも多いんだと思う。
とはいえ、ここは変わらないやり方、なんだろうな。変わる気がしない。