Some Days You Get the Bear

IT系エンジニアの、日々の気づきや考えたこと。

早く=小さく、なのだけど

手早くフィードバックがほしい。

だからササッと最短コースで最小限のことだけして、
早く結果を見たいのだけど。
 
エンジニアだから?なのか、
なかなかそういうふうにやってもらうことがむずかしい。
きっちり正攻法で順番にやり切ってしまわないと、
うまくできないと思ってしまうのか、何なのか。
やってほしいことが、なかなか伝わらない、と感じる。
   
手をかけすぎて、形が変わりすぎるのもリスキーじゃん。
せっかく動いているのだから、なるべくイジりたくないでしょ。
動いていることが大事なのだし。
  
こわしてしまう、という感覚が乏しいのか?
時間がかかることに、焦りや危機感がないのか?
もっとラクな道を選べばいいのに、と思うのだけど。
みんな真面目だなと思う。
  
一度にやりすぎなのである。
少しずつやるから、危険が少ないし、答えが早く見れるし、
次の一手も早く打てるし、
何かあってもリカバリが効くんだし。
 
我々は組込みをやっていて、
データシートの見たまんまだけ、あたまン中で考えていることだけ、では
うまくいかないことも多くって、
だからこそ、動かしてみて、
そのフィードバックを以て何が起こっているのか推理して、
次の手を考えて先に進めていかなければならない、そういうときがある。
ロジックツリーをひとつひとつ考えながら進めていくかんじ。

動かなくって、結果が出なくって、どんどん時間が過ぎていく。
何度も何度も同じところばかり見直してみる。それでは何も進まない。
だから、何かやってみて、何が変わるかを見てみて、
それで、違いが起こることが、フィードバックが得られることが、大事なのだ。
何かを起こしながら変えながら進めていくのだ。
バグ取りというのとは少し違う。
動くようにしていく、動くようにつくる、という感じ。  
もちろん正解はある。ただそれをまだ見つけられないだけ。
  
お試しのこの一手を早く終わらせて、早く結果がほしいから、
小さく作業をしていくのだ。
そこがまだ、うまく伝わっていないように思う。
  
ちょっと似たような話だったので、貼っとく。
cobasparxxx.hatenablog.com