本当に今さらながらで『Fearless Change』を読みました。
あらためて思ったのですが、本って、
読みたいときに読むのがいちばん「入ってくる」ものが多いって感じます。
だから、いま読んでよかったです。
以前ネットの書評で読んでて、単なるパターン集だと思っていたので、
初めのあたりの第1部、第2部を
「だりーなー」「早くパターンの中身見たいな」「飛ばしたろうかな」
と思いながら読んだのでしたが、
読後の感想としては、やっぱり最初から読んだ方が絶対いいです!
第1部では、パターン 名を紹介しながら、
こんなパターンがあって、こんなときにそれを使って、といったことを簡単なケースで解説しながら、
第2部では、がっつり実際の事例に当てはめて、
具体的にストーリーで、臨場感たっぷりに、使いどころを教えてくれています。
また、第1部には、パターンの書かれ方(構成)の説明もあり、
パターンランゲージをまともに勉強していない人にはよい解説ではないかと思いました。
この本を読んでいちばんよかったことは、
誰だってうまくいかないときがあるのだ
ということを前もって知れたこと。
『Fearless Change』って本は、パターン集、辞書というよりも
何かを始めよう・変えようと思って立ち向かっていく人に
「大丈夫だから」と励ましてくれる、そんな本になっていると思いました。
やっぱり、
淡々とただ日々こなしていくだけの、みんなが何をやっているかよくわからないような会社は
イヤなんですよ。
エンジニアの現場には、変化や学びが満ちていないと、と思うのです。
みながそうは思わないにしても、私はそういう環境にしたい。
そういう会社のほうがたのしいと思うのです。