Some Days You Get the Bear

IT系エンジニアの、日々の気づきや考えたこと。

ビジョンに目が向くのは、余裕のある会社なのかもしれない

ajito.fm

個人目標っていうのは、どこに張るかだと思っていて、(中略)
目標って何かっていうと
「好きな食べ物は何か」ってくらいの感覚でいいですよ、(中略)
とりあえずカレーだったら「カレー」って言うとか、
そういうのがけっこう大事で。
そういう言語化して置いとくことによって
自分の方向性も決まるし。
変えてもいいものなので、別に。
それくらい気軽に張る、ってそういう話なのかなって。

会社での目標設定っていうのを「気軽に」っていうのは
ちょっと難しい感じの弊社ですが、
こういうふうに聞いて、気軽だいじ 、言語化だいじ、てのは
あらためて思った次第。
やっぱりなんでもそうだけど、言葉にしておく、書いておく、ってのはとても大事。
 
期初に面談して目標の話をして、年に数回の面談で「進捗どう?」的な話をする、ってのでは、
なんでもかんでも年単位になって、今にそぐわないところもあるし。
ま、簡単に言えば、目標設定が形骸化・儀式化してしまっている。
賞与の査定のために仕方なくやっている、であるし、
メンバのためにってほどでもなく、メンバもまた形式的に書いてるだけ、みたいになっている。
もっとお前(=私)らがちゃんとやれよ、なのですが。
 
またこんな話も。
logmi.jp

アメリカでは、キャッチコピーではなくビジョナリーワードと言われるんですけれど、例えばケネディが昔、ソ連がいっぱいスペースシャトルを飛ばしているときに、選挙に当選するために「10年以内に月に人を送り込む」と言ったんですね。この言葉には10年という数字が入ってるし、月という固有名詞も入っているので、どんなエンジニアや国籍が違う人でも同じ青写真が描ける。
 
そうすると、10年以内に月に人を送り込むためにどこに投資をして、どの分野のエンジニアがどのように頑張るかということが、ケネディがいないところでも、みんな同じように動けるようになる。極端に言ってしまうと、10年後にケネディが来ても、みんながその通りに動いてくれていたということがありえるんですね。
 
このぐらい同じビジョンが描けるような言葉を、上司なりリーダーが語れることがマネジメントのコストをめちゃくちゃ下げるのに有効だなと思っていて、僕はキャッチコピーであるところの言葉の力を、もう1回人材開発に取り込むべきじゃないかなとよく思うことがあります。

キャッチコピーにまで洗練すると、確かに強力な武器になるね。

前いた会社にも、そういう標語的なものがあって、
例えばそこから外れそうなことやってると
「それって、〇〇じゃないよ」とその標語をひっぱり出してくるのは、私は好きだった。
 
今あらためて思うのは、うちの会社は
ひととか組織とかそういうことに目を向けられるステージにいないのではないか、ということ。

数字の議論がメインであり、日々の 作って納める がメインであり、
それらにまつわる周りの諸々に目を向ける余裕が生まれていないし、
そこの必要性は理屈の上では認知こそしているものの、
軽視されているというか、会社として手を打っていないというか。
ありがちだけどね。
そこまでしゃかりきに稼がないといけないほど、経営状況悪いとは聞いてないんだがなーw
 
だからこそ、こういうことは「会社のしくみ」にするべきところのように思うんだが。
ボトムアップでどこまでやれるのか?
...ん? 今の自分のポジションはボトム側なのか?
その意識がイケてないかも、とちょっとだけ思った。
seichi23.hatenablog.com