少し、いろいろ、上司と話をした。
いつも思っていること、そして上司とは異なる考え方の部分を少し話した。
しかも私はその考えを変えるつもりはないことを明らかにした。
同じ管理職だからと言って、皆が同じ考えではないことを知ってもらう
いい機会だと思った。
数百人の会社を目指そうとしているのだ。
いろんな考えの人間がいることを知ってほしいと思った。
上司は「これが上層部の意向だ」という言い方をされるのだが、
それだけが行動原理であっていいものなのか。
もうずいぶんと前、私が初めて管理職になったとき(今の会社とは違う)、
そのときに上司がしてくれた話だ。
他の課長のことで「今日彼が私に反論しただろ? あれはあれが正しいんだ。
課長は部下を守らなければならない。彼はそれがわかっている。
でも私は、だからこそまたそれを言い続ける。」
それ以降、言葉の裏にあるものの存在を考えるようになった。
ゴールや目的は何か、目指すところは何か、そういうものを大事にするようになった。
何に共感するのかとか、企業理念とか、そういうことも気にするようになった。
結局のところは、自分の中に自分で行動原理をつくるしかないのだ。
他のひとと合わないことがあったとしてもやむを得ないだろう。
でも、自分の行動原理と相容れない部分に出会ったときはどうするべきだろうか。
反感、憤りのようなものしか出てこないのだけど、どう付き合うべきだろうか。
自分は自分、他人は他人で、やりすごすことができるだろうか。
いわば身内での話なので、思ったことを言えばいいと思うのだ。
家族だって感情むき出しで言いたいことを言い合って、後でケロッとしてるだろ。
ま、他人同士ではそういうわけにもいかんかな(私自身がそういう割り切りが苦手なひとだし)。
これからどういう方向に向かっていくのかはわからない。
けどまぁ、相容れない部分があることははっきりしたな、と思う。