Some Days You Get the Bear

IT系エンジニアの、日々の気づきや考えたこと。

それが「選択可能」である状況ということが大事なんだと思います。

仕事はしょせんアウトプット。先へ進むためにも、次の仕事のためにも、インプットは必要なのだ。
そして、休養もチャージでありインプットなのだ。「仕事で学ぶ」といっても、疲弊しててては何にもならない。

"働かされてる感" を持たないためにも、自分の裁量で、自分のペースで仕事をしたいし、させてあげたい。
納期納期といって、何もかもが自由にならないような毎日なら、苦痛以外の何者でもない。

mirai.doda.jp

創業初期から「インプットする時間の大切さ」を社員に意識的に伝えるうち、自然と定時には帰るような働き方になっていきました。社員の自主性にまかせてあるので場合によっては仕事を続けることもありますが、基本的に9割の社員は定時すぎには帰宅しています。

「最初から無理があると分かっているスケジュールでも、クライアントの要望に応えて締め切りになんとか間に合わせる」といった旧態依然としたデザイン業界のやり方は変えないといけない、というのは課題意識としてありました。

けれども多くの会社では、無理な納期に間に合わせるために終電まで働かせるのが当たり前。インプットする時間もありません。すると、脳がやせ細るばかりでアウトプットの想像力も欠けてしまう。長時間拘束することにはまったく意味はありません。

そもそもの課題意識としてあるのは、働き方を無視して、社員に案件を4つも5つも詰め込んでしまったら、まず今の時代は人が集まらないし、定着しません。それによってクオリティが下がって、評判が下がって、仕事が来なくなるという悪循環に陥ります。

「言われた仕様だけやっていればいい」とかですね。なかなかモチベーション高くできませんし、パフォーマンスも下がってしまいます。

「仕事に裁量があるかどうか」ってとても重要ですよね。早く帰るのも、「最低限これだけは仕上げておきたい」と残業するのも、つまりは裁量。それが「選択可能」である状況ということが大事なんだと思います。