Some Days You Get the Bear

IT系エンジニアの、日々の気づきや考えたこと。

『THE TEAM』と、サイコロで決めろって話

note.mu
めちゃんこ詳しく書いてくださってて、感謝!
 
 
ためになったとおもうことを2点ピックアップして。
 
 

『自ら考えて動く』レベルに合わせた、目標設定(の抽象度)。

やっぱりチームメンバーの能力レベル、特に能力レベルの中でも『自ら考えて動く』ってレベルが高ければ、この抽象度の高い成果目標や意義目標を立たせて、自分でやらせた方が状況に合わせた動きが取れるんで成果出やすい。
  
一方で、自ら考えて動くレベルが低かったら、もう『これをやれば上手くいくからね』っていう行動目標までブレイクダウンしないと、どんどんずれた方向にいくんで、そこが一個見定めるポイントの一つですよね。

 
 

意思決定はスピードだいじ。納得感もそれなりに大事。

皆で話し合って決めるのは納得感が高いです、でも時間がかかります。一方で独裁っていうのは納得感低いです、でも時間が早いです。っていう形なんで、これもそれぞれのデメリット・メリットを理解した上で『今はこのチームこれで決めよう』っていうのを皆で決めることがまず大事なんですけど、
 
よくあるのが、チームリーダーは『もう俺が決めた方が早いよ』って思っている、要は独裁をしたい。でもチームメンバーは『何で皆で話し合って決めないんだよ』。合議がしたいと思ってて、その事自体が不和を生んでるってことがあるんですよね

で、比較的割と僕たちの社会では、合議が良しとされてるんで。(中略) 割と『合議がいい』っていう先入観があるんですけど、やっぱり今スピードがものを言うんで、最後はリーダーが決めたらもうそれに従って皆が動くっていう要素を残さないと、失敗することも増えてきてるなっていう風に思いますね

結構日本の企業とかだと会議に決めさせるっていう習慣がめちゃくちゃあるんで、これが組織を腐らせることが多いですね。特にその場合は、間違った意思決定をして腐らせるというよりは『決まらない』。

合議でも納得感が生まれないこともありますし、独裁でも納得感が生まれやすいってことはありますね。だから非常に、上手くいくリーダーシップっていうのはリーダーがよく状況わかっていて、かつリーダーが決めること皆が納得感を持って受け入れるっていうチームは独裁の良いところと、かつ納得感が高いっていう状態を取り入れられるんで、決める人の影響力を高める、ってのはトレードオフじゃなくする方法の一個ですね

ここに伴う責任っていうか、決めるってことが怖い人が結構多いんではないかという気はしていて、(中略) そうすると皆が話し合って責任の所在を曖昧にするみたいな機能として合議が使われてることが多いんじゃないかと

「でもねー、世の中色々マネージャー研修とかあるじゃないですか。意思決定に関するトレーニングって殆ど無いんですよね。部下のモチベーションどう上げるかとか、どう育成するかとかあるんですけど。僕たちもっと意思決定トレーニングするべきなんですよね。だからツイッターとかでもよくこの本の中で取り上げてもらえるのって『ファーストチェス理論』っていう孫さんが好きな、要はチェスで10秒で決めた手と、10分考えて決めた手は86%同じであるっていう。だったら10秒で決めた方がいいっていうのがあるんですけど。そういうなんかこう、早く決めるってことに価値があるっていう教育をもっとしないといけないでしょうね。」

「なので、早めに間違ってるって見せてもらえる状態ってのは失敗じゃない、っていうそういうアプローチが出来るようになると、なんかもう少し教育も変わるし、意思決定ってコト自体が恐ろしいことじゃ無くなるんじゃないかな」
「そうだよねー。やり直せるからね」

 
 
『ファーストチェス理論』ってのも、おもしろい統計データだ。
 
迷ったところで答えはそんなに変わらない、ってことだろう。
そして、そんな時間はもったいなくて、
さっさとやって、さっさと失敗して、さっさとやり直したほうがいい、ってことだろう。
直感って割と当たっている、ってことでもあるかもしれない。
 
なので、今後は10秒で決めよう!っと。