Some Days You Get the Bear

IT系エンジニアの、日々の気づきや考えたこと。

組込みって、なくなるんじゃないのかなー?

組込みってもうすぐなくなるんじゃないのかなー?
 
もうちょっとCPUメーカさんががんばって
IDEとかうまく使って
ペリフェラルのドライバとか、ファームウェアの書き換え処理だとかを整備してくれるだけで、
組込みの仕事はずいぶんラクになるのに。
そうすればもっと普通の仕事になるだろう。
CPUの使い方も
ハードっていう先入観やイメージが取っ払われて
もっと概念的で扱いやすいものになるだろう。
ホントにもうそれだけのことだと思っている。
  
世の中、どんどんクラウドの中にコアなロジックが移行してて、
エッジとなる組込み機器もやがてはただのセンサーやアクチュエータになるのかもしれない。
頭脳はみんなクラウドの中。
レイテンシーが問題になるなら、当面はファームウェアを流し込んで動かせばいい。
トラフィックがどうのって、エッジでやらせようとするけど、
演算処理だけのことならば、組込みに特化したやり方になる必要はないし。

大きな会社が、「こんなやり方でいくぞ」と気合い入れて環境を用意すれば、
きっと一気にそっちへ流れ出す。
Androidがそうだったように。
あんなもん組込み屋ならビジネスにしようと思わなかったろう。

Androidがそうだったように、かつてはPCがそうだったように、
CPUがハイパワーになって、
OS使うのも普通のことになって、
OSや言語も他の領域のものとそんなに違わなくって、
ペリフェラルドライバとかの)下回りが共通化されれば
OSやミドルウェアだって、もっと簡単に載せられるようになって、
そのうち組込みってわざわざ言わなくってもよくなって、意識しなくてもよくなって。
消費電力とか電源とか気にしなくてもいいような、そんな時代がくるかもしれない。
 
まぁなんというか、
組込みだけが変わらないなんておかしいし、ありえない。

たまたま組込みをやっていたせいで、
たまたまUNIXをやってたいせいで、私は生き長らえているわけだが、
そんな過去の経験なんてなんの役にも立たないような、
スカッとした潔いパラダイムチェンジがやってくる、
そういう未来がワクワクしてたのしいと思う。

未来は変わるもの。
我々も古い垢を落としながら、新しいことをやっていきたい。
ITの仕事ってそういうもんだろ。
一緒に変わっていけるから、たのしいのだと思う。