Some Days You Get the Bear

IT系エンジニアの、日々の気づきや考えたこと。

「次からは」というやり方が間違っているのだよ

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プラント一式を、安全にかつ安定して運転できるよう組み上げるためには、機械・電機・制御・化学・土木・建築など様々な分野での、詳細設計が必要だ。それらが、さながらオーケストラのように協調しあって、はじめてプラント・エンジニアリングという仕事が達成できる。少数の天才がいれば成り立つ仕事ではない。
  
そして、詳細設計や実装においては、安全性・安定性・信頼性・保守性・・といった、いわゆる「非機能要件」を満たすことが重視される。だから、「傑出した技術力」のためには、独創的な基本設計の能力だけでなく、実装の経験を、設計にフィードバックし、その改良ループを回して進化するような能力が必要とされる。

今回のお話は、プロセスのこと、分業のこと、マネジメントのこと、と
いろいろ考えさせられる内容でした。
 
さて。
そのループが回んないんだよ、っていつも思います。

会社はいくつも変わって(=転職)いますから、
いまの会社だから、ってわけでもないことは明白ですが、
ソフトの受託開発やってると、「次に活かそう」とか「次はうまくやろう」とか
そういうのがなかなかできなくて。
うまく取り込めない*1、というかね。

同じシステムを長くやっていると、そういうカイゼンをしようってことになるのかどうなのか、
私には保守の経験がないので、それはわからないのですが、
とにかくなんせ「終わったら次」の世界なので、「常に不連続」というか「常に次は違う」というか。
そのくせ やってることは、やっているやり方は「いつもと変わらず」を繰り返してしまいます。

そのくらい いつものやり方を変える ということは難しいのでしょう。
こんなことしたい、と思っても、「これ!」って思うツールややり方に出会えなかったり、
やってみてもしっくりこなかったり*2。試行錯誤の時間がとれない、というのもある。
誰かにお手伝い頼みたくてもみんな忙しかったり。変わることに乗り気じゃない人もいる、か。
 
やっぱり準備時間がほしい。なんも考えられてなくて、惰性で今までどおりって、よくない。
でも、時間切れだってある。思うように時間がつくれない・とれないこともある。
それはそれでしかたない。時間切れには抗えない。
 
ごちゃごちゃしてるのがよくないんだろうなーって思う。
もっとスッキリしなければと思う。だから見通しが悪くて、行く道がはっきりできないのだろう。
皿回しがうまくできてない、とも思う。
  
@ryuzee さんが「息を吸うように」っておっしゃってたけど。
そんなふうにカイゼンの空気を取り込めないだろうか....。
ajito.fm
そして昔から同じようなこと考えてるのに。何も変わっていない。 
seichi23.hatenablog.com

だから、「「次からは」というやり方が間違っているのだよ」と、このプログは言っている。

でも、やってる最中に取り込むのもなかなか難しい。
だから普段から考えてて、「その時」になったらそれをぶち込む!
そういう準備を普段からしていなければならない。

「皿回し」は目の前のプロジェクトのことだけではないのだ。
未来のプロジェクトの準備も。
ふーっ、たいへんかも。

*1:取り組めない、じゃなくて

*2:こんなときこそコミュニティでご相談、なんだろうな。スピード感持ってやれるよう、もっと「ネットでつながる」べきだな。