Some Days You Get the Bear

IT系エンジニアの、日々の気づきや考えたこと。

「持続可能なペース」は全く理解されない

遅れないように、遅れたらどうする、というとき、
「より多くの時間を費やすこと」が「努力している」「仕事している」と言われるわけで、
それが当然のことと思っているひとにとっては
「持続可能なペース」なんて話は全く理解されない。Slack なにそれ?だよ。


「今だけがんぱれ!」をやってしまうと、もうそこから持続可能なペースではなくなるのだ。
元のペースに戻してもなかなか体は回復しない*1
がんばったからしばらゆっくりしていいよ、なんていう気の利いた会社もそんなにあるまい。


『ゆとりの法則』は、出た当初に読んで、
たぶん前の前の前の会社でw、誰かにあげちゃったと思うんだが、
やっぱまっとうなことを書いていると思う。
マネージャ層にもっと理解してほしいと思うのだ。
mia-0032.hatenablog.jp


健康面や品質を考えると、「そうだよね」なんだけども、
実際には、お客さんと納期調整したとしても「開発期間延長=赤字」であり、
要は失敗プロジェクトである。
「お客さん予算に合わせて」とは言うけれど、そもそも「ムリ目」。
何かはしょれるわけでもなく、いや、十分なんにもやってないし、
「生産性が」というけれど誰もがスーパーエンジニアでもなく。


こんなのただのサラリーマンの甘えであり、
もしも経営者だったら、ひたすら働いてなんとかしようとするだろう、ということか。。。


受託開発は、結局のところ「最後は単価勝負」でしかなく、
単価は下げられないのだから、ギリギリ(しかもぎりぎりアウト)で戦うしかなく、
消耗戦でしかない。
ソフトウェアエンジニアはどうやって生きていけばいいのだろう。

開発チームがやりたいと思っていることがぜんぜんできていないようであれば、それは持続的なペースではない、ということです。

www.ryuzee.com

*1:トシとると、ホントそう思う。みんな若いからわかんないんだろうな。