Some Days You Get the Bear

IT系エンジニアの、日々の気づきや考えたこと。

我が社にもアジャイルの波が

私の会社でもアジャイルを取り入れた開発を少しずつやっている模様。
東京本社でやってることで、なかなか情報が入ってこないんだけど。
どうも全社的なツールの導入とかも検討されているらしい。

上司から「そういうの、どう思います?」という話をちらっとされて、私は
スクラムはいいと思いますよ。プロジェクトリーダーは置かなくてチームでやる、ということを学ぶのに。」
というような返答をした。

このへんの、アジャイルスクラムの考え方がどこまで理解されていて、
そこも含めてきちんと導入されるか、というのがひとつの大きなポイントだと思う。

と、同じ日、以下のページに出会う。

マネージャ向けのアジャイルトレーニングとコーチング

会社がアジャイルを導入するときにトレーニングを受ける際、マネージャにもトレーニングやコーチングが必要だ、という話。
以下、引用。

私たちは自分たちのチームが専門家になるまで、アジャイルのトレーニングを提供できます。
しかし、マネージャにアジャイルの原則を使ってチームを運営するのに必要なスキルを提供できなければ、トレーニングに何の価値があるのでしょう。
チームは自己組織化するように訓練されていますが、マネージャは単にそのモデルにフィットすることしか期待されていません。
チームは面と向かって行う会話を好むようにトレーニングされますが、マネージャはまだ命令系統を手放していません。(…)
アジャイルのトレーニングに何らかの価値を想定しているなら、マネージャをトレーニングして、アジャイルチームをマネジメントする方法を教えなければなりません。

アジャイルのマネージャはチームにミスをさせ、自由に改善させる余地を与えられるようになるよう、トレーニングをするべきです。これがチームのトレーニングを効果的にする唯一の方法です。

彼ら(=マネージャ)がアジャイル導入を決めたのですが、アジャイルが何を意味するかについて本当に理解しておらず、どのように変化するべきかを理解していないのなら、非現実的な結果や間違った成果を期待してしまいます。

経験のあるコーチは、マネジメントのためではなく、チームが正しいことをするのを支援するために働きなさい、と助言します。この助言は正しいように思えます。なぜなら、マネジメントはアジャイルを深く理解していないからです。

そもそもの「何を目指しているのか」の部分がしっかりしていなければ、ツールだけあてがわれても意味はない。
どんな効果を期待してアジャイルフレームワークを導入しようとしているのか、自社のことながら、今後を注目していきたいと思う。