Some Days You Get the Bear

IT系エンジニアの、日々の気づきや考えたこと。

アジャイルとは、当事者意識ナリ #agileradio

今週のアジャイルラジオを聴いて。

「明日から始めるアジャイル(*)」ということで、パーソナリティの山根さんから

ミーティングには全員参加しよう

というお話しが出てました。

お客さんと接し、お客さんの話を聞くことで、当事者意識を育む、と。


例えば、予算が決まっているからといって、仮で仕様を決めて見積もりして、さあ開始。
そこからはずれたら再見積だ追加工数だとか。

あるいは、自社に持ち帰って開発したいので、ある程度話を決めてしまいたいとか。

そういうのって、みんな開発する側の都合の話。
実際には、もやもやしている部分だってあるし、つくっていくうちに状況が変わることだってある。
使えない部分ができてしまえばそれはムダだ。

アジャイルは「最初から全部を決めない」という合意の中でする開発だ。

だから、お客さんがどうしたいと言っているのかを速く正しく聞きとって
次のアクションを決めていかないと。

「私のやることは誰かが決めてくれますよ」なんて悠長なことは言ってられない。
自分で考えて、「私はこうしようと思います。お客さん、いいですか?」って
自分で進めていかないと。

自分で考える基準を持てるよう、お客さんとのシンクロ率wが大事なのよね。


私が PM/PL をさせてもらうようになった頃、
「仕様は変わるものだ」というお話しをして下さった人がいたことを思い出した。
全くその通りだと思う。
そこをうまくコントロールするのが SE の仕事だ、という話だったと思うが、
今はその「変わるもの」の捉え方がもっと肯定的になっているなと自分で思う。
変わるのは当たり前なのだ。

そう考えると、あの「見積前提」ってやつは、ただのムダだなと思う、マジで。

一括受注ってやつをどうにかしないといけないな、本当に。
何にお金を出して頂くか、という話をちゃんとできる会社にしていかないと。

(*)「明日こそ」らしいが、まぁいいでしょ。