Some Days You Get the Bear

IT系エンジニアの、日々の気づきや考えたこと。

『エラスティックリーダーシップ』を読みました

少し前だけど、『エラスティックリーダーシップ』を読みました。
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簡単に、核となる内容を書く(ダジャレかよ)。

■3つのチームフェーズと、リーダーシップスタイル、リーダーの役割

   ○サバイバルフェーズ
    ・学ぶ時間がない
    ・定期的に火消し作業を行っている
    ・遅れと残業
    →指揮統制型
    ⇒ゆとり時間を作ることによってサバイバルフェーズから抜け出すこと

   ○学習フェーズ
    ・十分なゆとり時間
    ・計画的な訓練にゆとり時間を使う
    ・誤りを許容する
    ・委任
    →コーチ/独裁者
    ⇒自分たちの問題を自力で問題解決できるよう教え、挑戦させることによって、
     自己組織化チームへと育てること

   ○自己組織化フェーズ
    ・チームにスキルがある
     もしくはチーム自身でスキルを獲得する方法を知っている
    ・リーダーは生産性に関与しない
    ・自分たちで意思決定できる
    ・衝突を内部で解消できる
    →ファシリテーター
    ⇒ファシリテーターとなってその状態を維持すること
     現状を処理するチームの能力に注意を払うこと
    ⇒重要なことに取り組める時間がリーダーにある、
     その時間を使って、実験したり、チームを発展させるためのアプローチを試したり、
     制約やチームの目標を探ったりできる

・チームリーダーの役割は、優れた人材が育つのを助けること
・「人々は仕事を辞めるんじゃない。管理者の下にいることを辞めるんだ。」
・あなたがすべての問題を解決してしまうと、チームが学べない、あなたがボトルネック
・重要なのは、チームが異なるリーダーシップスタイルを必要としていると、リーダーが認識すること
・リーダーはチームの主な資産を注意深く見続ける必要がある
 チーム資産とは、チームの知識とスキルや、チームのゆとり時間、のようなもの


今の職場はまさにサバイバルフェーズだらけだ。
1~2ヶ月で納期を迎えるようなプロジェクトを自転車操業でつなげてやっている。
ド短期だから、見積もシビアにならざるをえない。わずかな工数差が失注の要因になる。ゆとり時間なんてつくれない。
さて、どうする? この本は「ゆとり時間をつくる」ところからスタートなんだが。
時間のつくりかたなんて書いてないよ。リーダーが時間をとってあげて、学ばせていくところがスタート地点だ。


お客さんの納期要求もきつい。学んでいる余裕なんてない。どうやったらサバイバルフェーズから抜け出せるんだ?
受託開発の会社では、一生サバイバルフェーズから抜け出すことなんてできないんじゃないのか?


さて。この本の後半は、チームづくりやリーダーシップに関するエッセイとなっている。
いろんなひとが、どんなことを考え、何にフォーカスしているのか、知ることができる。
心がけのようなこととか、本音とか。
実際はこんなものなのかな、と親近感を持って読むことができる、と思う。
前半の話は、正直「まいっちゃうな・・・」的な内容だけに、後半の方が救われる感がある。


ただ、ある程度のスキルのひとが集まれば、サバイバルフェーズの中でも自己組織化は可能だろう。
もしかすると、私はいままでそこを夢見ていたのかもしれない、と気付かされた。
一足飛びにそこに行くのは現実的じゃないよね。ちゃんと勉強したいよね。
みんなが修羅場を経験して、生き残ったひとがまたチームをつくっていくのか、そんなやり方しかないのか、
ちゃんと段階を踏むべきじゃないのか、じゃあどうやってひとを育てていくのか、
こんな不毛な仕事を我々はしているのか...。 まさにサバイバルじゃないか。


読書会するんだなぁ。もっといろんなひとと話ししてみたい*1
shin-osaka-agile.connpass.com

*1:ぜんぜん行けねーよ、こんなんでいいと思っているのかよ、くそったれが!!